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2013年 06月 21日

後編 6.INTERNATIONALES VETERANEN-TREFFEN JUNI 2013 in Hessisch oldendorf

レポート後編をお伝えします
イベント最終日の6月23日(日曜日)、この日は午前中までのイベント開催
午後から表彰式となります
この最終日は、1,2日目の逃した事、それを冷静になってフォローする大切な日です
この日に、いかに
バカになれるか?
それ次第で次の2年後までこのテンションを維持できるかが掛かっているともいえるでしょう?
それでは最終章スタートです!!


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今日は決戦の日!敵地上陸した限りは二度と祖国の土は踏めぬ!
玉砕覚悟で決起せよ!
と、KIZAKI上等兵の激昂した訴えに、隊員一同の間に戦慄が走りました!
そんなシリアスなシーンで「オイ! MANABU三等兵!笑ってないで真面目に話を聞け~!」と左指で指すし~、それって、がきデカの手抜き技、片手死刑?(笑)


・・・・・・・で?(笑)、そんなところでさっさと次にいきましょう
最終日、朝飯抜きで、昨夜飲んだバーの優しいお姉さんにお願いして、彼女の知り合いのタクシーに、ホテルへ朝7時に迎えに来てもらい、今、イベント会場に向かってる途中です





タクシー最高!俺達ラッキー!と楽しく敵地に出陣です(笑)


朝7時20分に現地到着、かなり早く来ました
小鳥のさえずりも聞こえる爽やかな朝です

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早くから開店してるカフェで朝食です
郷に入れば郷にしたがえ
朝からビールとは強化合宿にしても辛すぎます(うれしくて)w

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ねっ、美味しそうでしょう♪
地域がらか、川魚を用いた料理が多くこれはニジマスを挟んだサンドです

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まだ誰も集まらない中、アメリカから輸入された、ジャーマンフォルクスカーが我々を出迎えてくれました
このアメリカ臭さがここでは新鮮!
日中になると物珍しさか、このVWの周りは黒山の人だかりとなります

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朝の静かなうちで観客が少ない時間帯だからこそ、オーナーが我々に話しかけてきて、クルマの事を話してくれました
この人がワンオーナー車を発掘し仕上げたとの事!
まだまだヨーロッパには埋もれているだな~と実感
そしてこの地ではどんな状態であろうと諦めなければ復活できる
パーツもある、古いものを大切にする風土がある、母国の歴史にプライドを持っている
我々はどこまで行っても外様だなと感じて寂しくなりました(いやベツに~)w

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小さな撮影隊長も業務を真面目に遂行中(笑)

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テンポーさんです(笑)
スプリットの25hpエンジンでFFドライブ
この顔、狙ったのかってぐらいアグリー(笑)

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すごいね~
ここでは女性ドライバーがクラッシュBOXを操ってにこやかにビンテージVWを転がしてます
日本でもホビーに対し男女の壁がなくなりつつあります
今後の日本にもビンテージ使いのジャンヌダルクが増えるといいよね

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スワップのブースで、SHIDOさん、またまたプレゼントを貰ってます
アメがあればアメを、無ければミニカーを
ここヨーロッパでは子供に対して優しいです
そうだよね、我々東洋人も他人種の子供を見ると可愛く感じるもん

 
日本では少数派のカルマンマニアの方なら一日いても飽きないのではないでしょうか

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このコンパクトなトレーラー、カッコイイよね

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空冷VWの中のスペシャリティカーとしてのポジションにあるカルマンギア
このような華のあるドレスアップが似合います
オッ・シャ・レッ w


イベント会場の中央です
にぎやかな雰囲気です

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ちょうど正午、会場を後にし、会場近くのVWミュージアムまで向かいました
イベントの主催者の私設博物館でしょうか?
レストア途上の車両も見せていただけるみたいです
ただ見学者が殺到する為、チケットを配布された方だけが見学可能
残念ながら我々は入館できず帰りました

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その敷地に飾られてたポルシェのレーシングカー
49年~50年当時のナンバープレートを掲げた個体です
妥協なしに造られた競技車 = 時代を超越して兵器のような凄みすら感じます

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今朝乗ってきたタクシーと約束して午後1時に迎えに来てもらいます
さすがに最終日、疲労のピークです
さすがのタフガイBUS MANABUさんもぐったり(ホントかよ)w

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そしてドイツでゆっくりできる最終日でもある午後、昼食をとるためにハーメルンの駅前のカフェに来ました
日陰は寒くひなたが暖かい
カラッとした大陸性の気候が心地よく、ダラダラと昼飲みがすすみます(笑)

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肉ばっかり食べてたので、こんな素朴なスパゲッティが美味しくいただけます

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ハーメルンの笛吹き男の童話に出てくるネズミ
そのネズミが観光大使として活躍しています
上は駅前のロータリーに銅像
下はお土産の乾パンでできた置き物

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その後ホテルに帰り、旅なれない私は、丁寧に時間を掛けて戦利品を一つ一つ新聞紙にくるみスーツケースにパッキングしました
そのときその後の悲劇を誰が想像できたのでしょう!?

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その晩は、ホテルから近い、エスニック料理、シシカブを食べれる店に来て見ました
ホテルの従業員もそうだったんですが、中東からの移民が多く、この店も移民の家族経営みたいな形でした
ここドイツでは女性はショールで体を隠さなくてよいおかげで、みんなとても可愛い!
エキゾチックな魅力があります
でもなんでヤロウは濃い顔がアダになり、あんなにもむさくるしいんだろう?(自分を棚に上げときます)w
あのヤロウ、横浜市と漢字で書いたTシャツ着てるし日本びいきかぁ~?ありがとう!w
あとこの店のトイレは地下にあり、その地下には他に戦前、戦中の牢獄、拷問部屋みたいのがありました
地下なんて四方八方に穴を掘りまくりで無法地帯
歴史有る街のもう一面を見た気がします

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アイヤー!そして拷問並みの肉地獄(笑)

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その後我々のすっかり憩いの場となったバー「SKY」
地域の人に慕われている店のようで、定期的にダーツ大会も開催し、その様子の写真が壁に貼られてました
我々異邦人は最後の夜を惜しむかのようにゆったりとした時間を過ごします

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アレ?ダイナマイトガイMANABUさんがグロッキー(笑)

6月24日(月)Germany→Japan
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いよいよ帰国の日、後ろ髪引かれる思いで我々はハーメルンの町を後にします
下の写真は私の強化合宿の戦利品
私はドイツから日本まで運搬車のオペレーターです(笑)


この顔、オレのマネかも(笑)


ハノーバーからアムスレルダムまで一時間のフライトしたのち、お土産屋でソーセージ、ハム等生食品を1万円以上購入したMANABUさん
日本では狂牛病問題から生肉は没収との話をしたら泣く泣く返品
残念でした(笑)

6月25日(火) 日本
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その後12時間のフライトで成田に向かいました
適度な睡眠で時差ボケも調整し、いよいよ帰国!
預けた荷物を取りにいったら、いつまで経っても私のビンテージパーツ満載の荷物が来ない!
確か空港で荷物を預けるコンベアまでに乗せたのは確かだが、その後の消息がつかめないらしい
いずれにしても無いものは無いので、空港会社に捜索願い
見つからないのも五分五分と半分諦めながらその後帰路につくのです
写真は、この状況を伝えた瞬間のオニたちの満面の笑み(ウソ)

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その後不安な一夜を過ごしました
その間、仲間たちの励ましの言葉がどれほど頼りになったか。
あと、時差ボケで頭がボヤーとしてたからその不安な時間を深く考えずに済んだのも助かりました
そして帰国の翌日にハノーバー空港で荷物が見つかったとの知らせ!
一時は見つからなかったら、傷心のまま引きこもり、一人で庵の縁側で茶柱立てながら、ひっそり旅の思い出だけで余生を過ごすつもりでした(ウソ)
本当に励ましてくれた皆様、ありがとうございました!

総括
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今回の旅は今まで中でも、そしてこれからも最高最良の旅として思い出に刻まれるでしょう
その一番の要因は、楽しい仲間たちと過ごせたこと
つらい時、切ないときにそれぞれフォローし合える思いやりの心が皆さんが自然に持ってる方たちで良かったです
私なんてオンブにだっこ
本当に皆さんと旅ができてよかった
あとSHIDOさん
きみのお陰でこのグループが和やかになり、皆が優しい気持ちになれました
また次の機会も、一緒に旅をしてくれないかな?よろしくね

あと今回のマザーランドツアー、私の中でのVW世界の均衡に対する認識が大きく変わった機会になりました
まずはヨーロッパの方たちの自国のVW文化に対するプライドの高さ
VW生みの親ドイツ、VW文化の育ての親アメリカ
日本では久しくそう言われ、キャルルック自体歴史有るカルチャーとして認識していたが、実はマザーランドのドイツを含むヨーロッパも別にちゃんと独自のホビーとしての文化、価値観を育んでいます
実はアメリカ的VWホビースタイルはすべてじゃない
その中でいいものは取り入れる
それが今回のイベント会場にエントリーした多くのVW達から感じました
まんまアメリカンスタイルのVWが片手ほどもいなかった
そこが結果として現れているのではないでしょうか
VWを生んだ国、そして日常生活に根ざしたクルマ
多くのドイツ人には戦後、復興の象徴としてVWには特別の感情を抱いてると聞いたことがあります
その感情は、私たちの国、それも少し前までのニッポン人すべてが抱いていたMADE IN JAPANのソニーやホンダの製品に対する感情に少しは似通ってるのでは、そう例えると解りやすいと思います
オリジナリティを保つことがプライドなんですね

あとビンテージVWフリークの年齢層の高さ
ちゃんとジャンル別のピラミッドがあり頂点にビンテージ、次を支えてるのがキャルルック、そして下にはヤングジェネレーションのスラムドスタイル
それぞれ共存し、オリジナルVWをリスペクトしてるからこそ、同じ場所に集まるのでしょう
生みの親VW社のパーツ再生産にいたるVWファンに対するバックアップ、VWは未来永劫不滅です(コレが日本のメーカーだったら・・・・)

すべてのスタイルはいろんな要素の影響のもと組み立てられ形づくられる
足し算、引き算を楽しみながら、「~風」「~Look」からよりクールなオリジナリティを出していけたら
それが構築できれば我々日本のVWスタイルが世界の一つの目標となることでしょう
現時点でもJAPANスタイルが好きな欧米の方が沢山います
誇りを持ってVWライフを楽しみましょう

今回吸収したことを糧に、私たち自身が楽しみ、そして日本のVWシーンが強いプライドを持ち、そして永遠に発展し続けていけるよう、今後も積極的にVW遊びをしていくつもりです

次回の海外遠征、ぜひみなさんも行きませんか!
スゴークハッピーになりますよ!



終  了

by VWOCN | 2013-06-21 20:33 | メジャーイベント


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